2018年5月塾長の手紙

塾長の古田修一です。
ゴールデンウィークも終わり、すぐに中間テストのシーズン。この手紙が届く頃には、もう中間テストを終えているところもあるかもしれません。

期末テストまでは、そこから1ヶ月ほどでやってきます。うかうかとしていると、すぐに試験前を迎えてしまいます。日頃の授業を大切にし、常にテスト対策!という気持ちでいれば、余裕を持って試験前を迎えることができます。部活動に忙しい中高生。今ある時間を大切に、今月の授業にも臨んで欲しいと思っています。

<考え方を少し変えてみよう>
先日ある生徒と授業後に話をしました。その生徒はどちらかと言うと、勉強を苦手にしている生徒です。少しでも自信を持ってもらいたい、WIN&WINセミナーに通って、笑顔と元気を付けさせたいと思い、次のような話をしてみました。

学校の先生や友達との会話で、どうしてもテストの話題になります。私が中学生のときにもそうでした。テストが終わると、「お前、何点とれた?」とか、「もう少しで90点だったのに。おしい!」などの話を耳にし、その話題についていけなくなっていた私。当然、私よりもみんな成績はいいのです。勉強をしていなかった私が悪かったのですが、そのような会話を聞くと、そういう友達と勝手に比較をして、「どうせ俺ってできないんだよな」と思い、ますます勉強に対するモチベーションが下がっていたのでした。
そんな苦い経験をしてきましたので、違う考え方を提案してみたのです。

「周りの人は、点数という見やすい視点で物事を考えるかもしれない。でも、点数は一気に伸びるものではない。それではどこを見るか。それは、今までできなかったが、できるようになったところがどれくらいあるかを見てみよう。また、自分自身の中でよくなったところを見つけてみよう。テストが返ってきたら、担当の講師に、そういうところを見つけてもらいなよ。」

このような話を担当の先生がいる前でしました。自分ができるところを見つけると、なぜその問題が解けるようになったのか、どのような努力をしたからその問題が解けるようになったかが明確に見えてくると思います。すると、生徒たちはその努力を、他の問題に対してもするようになり、成績は徐々に上がってきます。そして自信もついてきます。

点数というものさしは、そこまで奥深いことを語りません。テスト問題の中身をしっかりと見て、一つ一つの小さな問題の中から、できるようになったことを見つけていきたい。そこから自信を与えていきたい。と、話をしながら感じました。

多くの進学塾は、そこまで考える余裕がないのは仕方がないと思っています。私も大手進学教室で働いた経験がありますが、何よりも大切にしていることは、進学実績やテストの点数アップです。すると、点数などの数字ばかりに目がいってしまい、その生徒がどう思っているのか、これからどうしていきたいのか、ということに目を当てる余裕がありません。進学塾を非難する気持ちはありません。進学に特化したところを必要としている生徒ももちろんいます。しかし、WIN&WINセミナーは、「心を育てる学習塾」です。子どもたちの小さな「できた!」を見つけ、励まし、勇気づけができる学習塾でありたいと考えています。

<思い込み>
授業の中でこんなことがありました。テスト前の授業で最後のまとめとして、中間テストの過去問題をやってみたときです。テスト問題を見た瞬間、「えーっ、わからない」という言葉を聞きました。それを聞いた瞬間、私は感覚的に、できないと「思い込んでいる」と感じました。

これも、私は経験してきたことなのですが、中学生のときは、「試験問題=わからないもの」という感覚がありました。ですので、テスト当日問題用紙を見ると、目の前が真っ白。少しは勉強したはずの教科でも、何を書いているか分からなくなることがありました。

大学受験のときにも同じ経験をしています。しかし、大学受験のときは、かなり勉強も積んでいましたので、自分自身を信じることにしました。テスト問題を開いた瞬間、中学生のときと同じように、そこに書いてある文字の数に圧倒され、最初は目の前が真っ白に。そして、周りの受験生の走らせる鉛筆の音に、「みんなできているんだな。僕は大丈夫なのかな?」という不安も重なりました。そこで、一度鉛筆を置き、目を閉じ、深呼吸をしてみました。そしてゆっくりと目を開き、心を落ち着かせて問題文を丁寧に読むことを心がけました。すると、不思議なくらい読むことができるようになったのです。

こんな経験から、「思い込む」ことがなんてもったいないのだと今では感じています。

気持ちを落ち着けて、自分ができそうなところを探し、これまで勉強してきたことを思い出すことで、少しでも正解が増えてくるはずです。もっとリラックスをして、テスト問題とつきあっていくよう、その生徒には話をしました。

全部わからない、ということはほとんどないかと思います。テストが返却され、見直しをすると、「ここやったことがある」「そういえばそうだったな」という言葉を良く耳にします。だから、一般的には「分からない」のではないのです。正確に言うなら、「知らなかった」か「しっかりと覚え切れていなかった」ということだと思います。そういったことに気がつくと、次のテストまでには、どういったところを勉強し、覚えていくのかということが分かってくると思います。

人の成長の速度が違うのと同じで、ひとそれぞれ理解のスピードも異なります。一番大切なことは、「できない」「わからない」という思い込みを捨ててみることだと思います。「理解できるように、先生の話をいつも以上によく聞いてみよう。」とか、「今日やっていることを今日中に身に付けてしまおう」という考え方に切り替えると、スピードには差はあるかと思いますが、最終的には「できる」ようになると私は信じています。

塾の授業の中で、この思い込みが少しでも薄くなるように、今後も生徒たちと接していきたいと考えています。

これからもWIN&WINセミナーに通ったら、考え方がかわった!とか、自信に満ち溢れた表情に変わってきた!とだれもが実感できる塾になるよう、生徒一人ひとりと向き合っていきたいと思っています。

今月も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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